9月17日(日)に群馬県館林市にあるアサヒ飲料 群馬工場で行われた「アサヒ飲料工場フェスタ2023」に行って来ました。
この日は予約なしで誰でも工場見学ができ、キッチンカーブースには沢山の地元グルメや全国の工場のある地域のご当地グルメ、物販コーナー、体験コーナー、イベントステージと一日たっぷり楽しめそうな内容で、ワクワクしながら会場に向かいました。
当初はまず着いたら、会場の一番奥にあるイベントステージで行われる『テツandトモ お笑いライブ』を見て、物販コーナー、キッチンカーブースを見て回り、最後にゆっくり工場見学をしようと予定していました。
地元の人達やイベントステージに出演する地元の高校生やダンスチーム、チアリーディングクラブの子供達とそのご家族など沢山の来客があるとは思うが、第一駐車場 約430台、第二駐車場 約400台、臨時駐車場 約1,200台と十分に止められる駐車場があり、余裕をかまして10時ごろに家を出発。
カーナビに従ってぐんぐん進んで行くと、遠くにカルピス工場が見えてきました。残り1kmを少し切りもうすぐ着くぞ!と、思ったのもつかの間、突然の渋滞!!
10分、20分と時間が経っても全く前進せずに、渋滞に断念してUターンしていく車の分だけちょっとずつ進む程度・・・。
でも11時半から始まる『テツandトモ お笑いライブ』の時間までは1時間あるし、まだ間に合うだろうとジリジリしながらも前に進むのを待っていました。
県道7号線の大通り交差点が見え始めると、自分が並んでいる車列のずっと先まで車が連なるのが見え愕然。
交差点に向かって県道7号の左右の道にもびっしり車が連なっていました。
数台前には臨時駐車場や館林駅からの送迎バスがいて、「このまま引き返して臨時駐車場に止めたとしてもバスがまた渋滞にハマってしまうな・・・」と思い、辛抱強く待ちました。
時間は刻々と過ぎ、11時半に近づいていきます。午前の『テツandトモ お笑いライブ』には間に合いそうもなくなり、まあ午後の最後にもあるからとあきらめモードになっていました。
まさかこんなにも混むなんて・・・というのが実感です。渋滞に並ぶことなんと1時間40分、やっとの思いで第二駐車場にギリギリ車を停めることが出来ました。
とりあえず、水分補給。みんな考えることは一緒で、駐車場に置かれた自販機のキャップ付き飲み物は軒並み売り切れ。もう選んでなんていられない!強炭酸水しかないけど買うしかない!
午前中は薄曇りの空でしたが、気温はぐんぐん上がり猛暑も猛暑。強い日差しと蒸し暑さで玉の汗が体中から吹き出してくる暑さ。会場に向かう人達のTシャツも既に汗でびっしょりでした。
第二駐車場から会場までがまた遠い。鉄橋を渡り、民家の周りをぐるっと回り歩くこと約30分。工場入口にようやく到着しました。
入口ではうちわが配布され、よく見るとペットボトルの口に差し込める仕様になっている!粋ですね!
会場は入口から多くの家族連れで大賑わい。トイレを待つ列、キッチンカーに並ぶ列、工場見学に並ぶ列とどこもかしこも行列ができていました。
工場見学の最後尾には「約60分待ち」と書かれた紙を持った従業員さんが立っていて、「60分もかからないと思いますが暑い中、お待たせしてすみません。工場の中は涼しいので。」と申し訳なさそうに言っていました。
いやいや、この炎天下の中、ずっと立って誘導してくれている皆さんの方が大変ですよと、心の中で感謝!
当初の予定通りにはいかないと早々にわかったので、まずはこの60分を待って工場見学をすることに。
前後の親子連れは、お父さんが順番待ちをして、お母さんと子供達はトイレやキッチンカーに並んでいる様子。時々、子供たちが「もうパンは売り切れだって」「お母さんがまだトイレの列に並んでる」など状況報告にやってきていました。
並んでいる間も汗がどんどん噴き出してきます。ロータリーに作られた小川を見て、暑さからなんとか気をそらそうとするもやはり暑い。
従業員さんの言っていた通り60分も待たずに40分ほどで工場に入れそうでホッとしていると、前後の親子連れのお父さんたちはソワソワし始めました。
「もう中に入れるからみんな呼んできて」「中は飲食禁止だから工場見学終わってから食べよう」と子供に伝えるも「お腹空いた~」「まだお母さんトイレから出てこない」とお父さんの気持ち伝わらず!残念。
もう入口に着くぞ・・・とこちらまでドキドキしながら待っていると、ナイスタイミングでどちらの親子もみんな合流できました。良かった良かった。
『カルピス みらいのミュージアム』に入ると20名くらいずつ案内されていて、「何名様ですか?」と聞かれちょっと気まずさを感じながら「1名です」と伝え誘導されました。
ああ、涼しいい。カルピスカラーの白と鮮やかな青の館内は綺麗!大きなカルピスボトルのオブジェがカッコいい!
『カルピス みらいのミュージアム』の名の通り、都会的で椅子やテーブル、小窓などカルピスのパッケージの水玉を彷彿させる丸い形をしていてすべてのオブジェに統一感がありました。
製造工程では、1.5リットルのカルピスウォーターがレーンを流れていき、ラベルが張られ、キャップで検出されたエラー品がはじき出され、箱に梱包されるまで、フルオートメーションで行われているのを見ることができます。
その後、丸い部屋のブースが二つある場所に移動し、『はじまりのへや』ではカルピスの生みの親である三島海雲さんのエピソードアニメーションが上映されていて、カルピスはモンゴルで飲んだ発酵乳をヒントに生まれたことを知ることが出来ました。
もう一つの丸い部屋『発酵のへや』に入ると、誰もが知るカルピスの甘酸っぱい良い香りがして、発酵の様子が優しいナレーションとともにゆったりと映像が流れていました。
自分がカルピスになったように感じる不思議な空間でした。
工場内は録画は禁止、写真撮影も一部のみ可能だったのですが、カルピスの歴史が壁一面に並んでいるところでは、懐かしいものもあり写真を沢山撮りました。
現在の『カルピスウォーター』CMキャラクター當真あみさん、『カルピスソーダ』CMの長澤まさみさんに受け繋がれるまでのメインキャラクターが、時代を象徴するスターがずらっと並んでいて、長い歴史を感じます。
ペットボトルで手軽に飲めるようになるまでは、カルピスはお中元の定番商品でちょっと贅沢な飲料だったと思いだしました。
今では年中飲めるようになりましたが、原液『カルピス』は今でもお中元の人気商品であり、懐かしい夏の思い出が蘇る飲み物であるのには変わりないのかもしれません。
また、カルピスができるまでの流れがプロジェクションマッピングで見られるところでは、子供達が興味津々で見ていました。
カルピスを作る段階で絞り取られる脂肪分がカルピス特性バターとなって売店で売られていましたが、この暑さで持ち歩くにはリスクがあるため買わず。いつか食べてみたいです!
『カルピスみらいのミュージアム』を出る時には14時になってました。通りでお腹も空くわけです。
キッチンカーブースに向かい「さて、何を食べようか」となりました。既にソールドアウトになっているお店もあり、まだ食材があるキッチンカーには長い行列ができていました。
椅子と机がある飲食スペースはパラソルもあって休めるので、お疲れもようの人達で埋まっている状態。これは立ち食いできるものがいいなと。
『ヒルナンデス!』でも紹介されたという『ジュピターズキッチン 四万温泉』の上州牛バーガーに惹かれて、ハンバーガーの列に並ぶことにしました。
みなさんご家族やお仲間で来ているので、ひとつの注文数が多いらしく、これもなかなか前に進まない・・・。キッチンカー内では男性二人があくせく働いている様子が見えているので、頑張れ~と心の中で応援!
待っている間に体験コーナーが数に限りがあるため全て終了。隣のテントでやっていたカルピスやウィルキンソンを使ったドリンク&かき氷も終了。
工場見学も最終入場15時30分より1時間早く繰り上げて終了。
『アサヒ飲料工場フェスタ』が思いのほか大勢の来客があったのだろうということがわかりました。
30分ほど待ってやっと注文が出来ましたが、すぐにはできないようで呼び出しベルを渡されました。日陰で一休みしながら時計を確認。
15時過ぎでいてちょっと焦り出しました。というのも、どうしても『テツandトモ お笑いライブ』を見たかったのです。
午前の部は見ることができなかったので、何が何でも見たい!
「ステージ最後の催し テツandトモ お笑いライブ 15時半からです。皆さん、是非ステージへお越しください。」の場内アナウンスが繰り返されるなか、「ハンバーガー早く出来上がってくれ~」と願うのみ!
15時半まで残り15分というところで呼び出しベルが高らかになり、満面の笑みでハンバーガーを受け取ると、会場奥のステージへ直行しました。
(あまりの腹ペコと焦る気持ちでハンバーガーのインサートを撮り忘れました・・・)
ステージでは群馬県立館林女子高等学校のダンス部の演舞が終わり、吉本興業の群馬県住みます芸人の『アンカンミンカン』さんが司会をしていました。
「僕たちのこと知っている人?」との呼びかけに、ハンバーガーを食べながら「アンカンミンカン!」と叫ぶ人が一名(笑)
上州牛のジューシーな旨味を味わいながら、間に合ったことに安堵していました。
ハンバーガーを美味しく食べ終わったところで、ステージの近くまで移動。
前の方には子供連れの家族が沢山地べたに座っていたので、後方に立って今か今かと待っていました。
アンカンミンカンさんの「お待たせしましたー!テツandトモさんです!」の呼び込みでお馴染みの赤と青のジャージを着たテツandトモさんが、元気に登場しました。
テツさんが「なんでだろう」の手の動きをレクチャーしてくれて、会場全員で「なんでだろ~、なんでだろ~、な、な、な、なんでだろ~」をやり大盛り上がり!
とても暑いのに、ステージ上を駆け回り、観客席にまで降りてきて端から端まで手を振りながら駆けていくサービス精神には圧巻でした!
歌がとても上手なお二人はYouTubeでも様々な歌を熱唱していますが、『愛しい人よ』というオリジナル曲をリリースしたそうです。素敵な歌なので是非、聴いてみてください。
◆参照:テツandトモ/愛しい人よ
◆参照:YouTube テツandトモ チャンネル
最後にはテツさんの妙技、なんでも顎載せをカルピスの顔入れパネルで披露してくれました。 大きくてバランスがとりにくそうなのに、顎に乗せた状態で「なんでだろ~」までやってのける技は凄いです!
テツandトモさんとアンカンミンカンさんがフィナーレを飾り、『アサヒ飲料工場フェスタ2023』が大盛況で終了しました。
とても暑い日で運営してくださったアサヒ飲料 群馬工場のみなさん、イベントに関わった関係者のみなさん大変にお疲れ様でした。
『アサヒ飲料工場フェスタ』は今回が初めてとのことで、きっとこんなに来場者が来ることを想定できていなかったこともあると思います。
ですが、暑さの中でも来場者みなさんが笑顔で楽しめたフェスタでした。
また、来年以降もあることを期待しています!
アサヒ飲料 群馬工場の『カルピス みらいのミュージアム』は、通常は見学予約が必要です。
フェスタではやっていませんでしたが、カルピスの試飲も楽しめるそうなので予約していってみるのも良いですね。
◆参照:アサヒ飲料 群馬工場